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上の前歯4本をセラミックに

立川市の歯医者|立川やました歯科

不揃いの歯が気になる

治療の概要

右上1番と2番の歯の見た目があまりに違い、そのことに長くコンプレックスを抱かれておりました。この見た目の違いは、以前他のクリニックで虫歯治療を受けた際の「保険診療の補綴物(詰め物)」の劣化であり、長期間経過すると色も形も不自然になってしまうのです。

保険の虫歯治療の限界

治療前の写真
見た目が悪い上顎の前歯

保険診療において、虫歯を削った後はその箇所を別の物質で詰めることが一般的で、主に使用されるのは、銀歯やコンポジットレジン(CR)という歯科用プラスチックです。

CRは白い物質のため、見た目は銀歯より目立ちませんが、耐久性と色味に問題があり、長年使用すると経年劣化を起こし、壊れたり変色したりしてしまい悪目立ちします。

今回の症例はまさにこの劣化が原因です。

初診日2023年2月
主訴不揃いのバランスや見た目が気になる。
すっきり治したい。
年齢・性別30代男性
治療回数2〜3回
治療費484,000円

本ケースの治療の流れ

治療前の様子

右上2番〜左上2番までの計4本を治療

周囲の歯と比べ違和感のないように形や色を整える治療を行います。
当初劣化したCRのやり直しだけの予定でしたが、思い切って気になる箇所全ての治療を行うことを決断され、合計4本の前歯を治すことにしました。

今回使用するのはジルコニアセラミックと呼ばれる、耐久性・審美性どちらも優れた材質です。

形成前

コア形成

被せ物を支える支台(コア)の形成

適切にクラウン(被せ物)が装着できるように、機能的かつ耐久性のあるコアを作り上げることは非常に重要なステップになりますので、気を抜けません。

写真は形成後の様子です。この後仮歯を装着します。

形成後

仮歯の装着

最終補綴前の一時的な被せ物

コアを形成した後は仮歯を装着します。
仮歯は最終補綴ができるまでの一時期的な間に合わせになりますが、歯の形状や咬合面をちゃんと再現しているため、対合する歯としっかり噛み合い歯を痛めません。

写真では出血が見られますが、これは治療直後のためであり、しばらくすれば治ります。

仮歯

最終補綴を行い、治療終了

歯の機能と外観の審美面を回復

技工士による製作が終わったら、仮歯を外して最終補綴物である「ジルコニアセラミック」を被せます。

ジルコニアは審美性、清潔感、強度、全てに優れている素材ですので、写真を見ても分かる通り、天然歯と比べても違いがほとんどありません。

最終補綴

抜歯しないために歯医者に通いましょう

今回は、以前他院で行ったCR(コンポジットレジン。歯科用のプラスチックで、保険治療の詰め物としてよく使用される)の詰め物をセラミックに変え、見た目を良くする審美治療を行いました。

しかしCRには経年劣化以外に、「耐久性に乏しい」、「固まる際に収縮する」という問題点もあります。
耐久性の問題は、容易に想像できる通り衝撃に弱いため、ポキッと折れてしまったり、割れたりしてしまいます。
収縮の問題は、歯とCRとの間(接着面)に隙間が生じてしまうという問題を発生させます。
この隙間が非常に厄介で、「虫歯菌が入り込む→小さな隙間だから掃除できない→また虫歯になる」といった負のスパイラルを起こしてしまいます。

審美治療なら立川やました歯科

過去に虫歯治療をして、削った箇所をCRで修復している方は、そうならないようにセラミックに変えることをお勧めします。

虫歯になった歯審美治療なら立川やました歯科