赤丸内の右側の歯(左上5番の歯)が、
根尖病巣になっていた歯です。
根尖病巣(歯の根っこに膿が溜まっている状態)の歯を治すため、まずは根管治療を行いました。
根管治療を簡単に説明すると、細菌に侵された神経を取り除き、根管内を洗浄することです。
こちらの写真は根管治療を終えて再感染しないように薬剤を充填した後の様子になります。
本ケースの患者様の症状として、左上5番の歯が根尖病巣という病気になっており、歯茎がやや腫れて膿が溜まっているという状況でした。
根尖病巣は歯の根っこが炎症を引き起こしているため、進行段階に応じて痛みを感じます。
初期症状では噛んだ際に違和感を感じる程度ですが、悪化すると強い痛みに襲われます。
こちらの患者様は早めに来院してくださったので、病状はそれほど進行していませんでしたが、それでも痛みや違和感を感じるとおっしゃっていました。
また、左上5番の歯以外にも、その隣にある4番の歯もこの機会に綺麗に治したいとご希望でしたので、左上5番の歯と同時に4番の歯もジルコニアセラミックの被せ物を行いました。
根尖病巣とは、根尖と呼ばれるの歯の根っこの先に膿が溜まる病気のことを言います。
根尖病巣になってしまう原因は虫歯の放置です。
虫歯を放置すると神経や根の先にまで細菌が侵入し、結果として根の先に膿が溜まってしまいます。
この状態になると歯の根っこの治療(根管治療)をする必要があり、治療を受けずにさらに放置してしまうと最悪抜歯の危険性があります。
初診日 | 2022年10月 |
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主訴 | 歯茎が腫れ痛い。歯を綺麗にしたい |
年齢・性別 | 30代女性 |
治療回数 | 2〜3回 |
治療費 | 121,000円×2歯 |
根尖病巣(歯の根っこに膿が溜まっている状態)の歯を治すため、まずは根管治療を行いました。
根管治療を簡単に説明すると、細菌に侵された神経を取り除き、根管内を洗浄することです。
こちらの写真は根管治療を終えて再感染しないように薬剤を充填した後の様子になります。
被せ物の支台を作るため、レジンと呼ばれる歯科用プラスチックを用いてコアを形成します。
歯の土台となるコアは目に見えない部分ですが、建物に例えるなら柱に該当するもので、このコアがしっかり支えの機能を果たさないと将来破折や抜歯などの危険性が生じてしまいます。
こちらの写真は、コアを建てて、形を整えた後の様子になります。
左上5番の治療が終了したので、最後にジルコニアセラミッククラウンを被せて治療終了になります。
本ケースでは、根尖病巣を引き起こしていた5番の歯以外に、見た目が気になっていた隣の4番の歯も同時にジルコニアセラミックによる被せ物(審美治療)を行いました。
ジルコニアは審美性、清潔感、強度、全てに優れている素材ですので、写真を見ても分かる通り、天然歯と比べても違いがほとんどありません。
セラミックを用いた被せ物は本ケースの治療後を見て分かる通り、天然歯と比べても遜色がなく非常に美しい仕上がりになります。
また、機能性や安全性にも優れているため、保険の銀歯のように金属アレルギーになるリスクは一切なく、長く使用することが可能です。
当院では患者様のお悩みをしっかりヒアリングした上で、最適な治療をご提案いたしますので、患者様一人一人に合わせたオーダーメイドな治療が可能です。
まずはご相談にお越しください。